2015.08.29 Saturday
2日目その3・イズニックの花たち
イズニックで撮った花々の写真など。
季節は7月下旬でしたが、様々な花が咲いてました。 後ろの二階建ての民家も、蔦や花が壁に沿っていてとても雰囲気ありました。 イズニックのオヤモチーフでも有名なザクロ、とザクロの花。 村の女性たちにとって身近なものをモチーフにして編んでいた、というのが本当によくわかります。 これだけ咲いていたらそりゃあ作るわ!と。 ましてや、テレビもインターネットもない時代なら尚更のこと。 参照元は、庭に・道に咲いているこれらだけ。 エベギュメジ・チチェーイ(うすべにあおい・ブルーマロウ)だと思います。 生まれて初めて見ました。 高さ1メートルくらいでしょうか。 なるほど確かにアザミ! でもこんなに大きいとは! アーティチョークもイズニックのオヤモチーフにあります。 これまた、こんなに身近にあるものなんだなぁ…というか、身近にあるからこそモチーフになったのね…と心から納得。 そして、沢山ありすぎてうっかり忘れがちだったものが・・・ それは、オリーブの木。 イズニックのこの村はオリーブ栽培で生計を立てている家が多く、オリーブ畑がそこにもここにもあそこにも。 もちろんオリーブのモチーフもあります。 村の女性にとっては身近にある花や木、動物。 日本にいた時、トルコ語のモチーフ名を日本語に訳してみても、実はピンときませんでした。 「ザクロ」「アーティチョーク」「オリーブ」・・・・ どこかおとぎ話の世界のような響きに感じてしまって。 私には身近とは言えない植物だからです。 でも、憧れを掻き立てるには十分な響きで、だからこそ自分の目で見てみたいと思ったのですが・・。 そしてこうして実際に村に行って、あちらこちらに咲いている花々を目の当たりにしてみたら、色んなものがすとんと腑に落ちるような気がしました。 こんなに普通に、何もしなくても毎日庭や道で見ることが出来るということ、日常的に食べているものもあるということ。 その色、大きさ、香り、味・・・ 体感するということについて、トルコに来て以来、ずっとずっと考えています。 明日、東京であるイベントは私たちの「体感」を少しでもおすそ分けできるかも?という催しです。 あいにく私は参加できないのですが、どうか楽しかった思い出を伝えることが出来たら・・・と、陰ながらお手伝いしています。 よろしくお願いします。 |