調べたいことがあったので探してた学生時代の資料です。
懐かしいのでペタリと。
学生時代に取ってたクラスの演習で行ったフィールドワークの、旅のしおりです。
瀬戸内海に浮かぶちいさな島のお祭りを取材しに行きました。
私はテープ係で、カセットテープのデッキ(…ICレコーダーなんぞない時代です…)を肩にかけてマイク片手に島民の方にインタビューしたり、お祭りの音楽を採ったりしてました。
夏の暑い時期に行われる神事なんですが、通常は4年に1度あるところ、過疎化によってもう今後されないかも知れない…というお祭りだったので、いっそう力も入った覚えがあります。
ただ、このフィールドワークそれ自体はとても面白かったんですが、問題はそのあとで…。
採取したインタビューのテープ起こしも難しかったですし、ビデオカメラに記録した神事の踊りをどう図案化するか?も難しかったし、録音された笛と太鼓の音楽を西洋音楽的な譜面に直すことも難しかったし…で、結局難しいところは先生や研究所の先輩方に丸投げして卒業したという苦い思い出が…あります…。
(今から思えば、それを学生に体験させること自体も目的だったのでは、とも考えられますが…。採集そのものよりも、それらをまとめる方が数十倍大変…というのを身に染みて知りました)
イーネオヤに限らず伝統文化の保存や継承について考えるとき、いつもこのフィールドワークの体験、そしてそれに伴う演習の授業を思い出します。
一緒に写ってるのは、12日のエイリュルさんワークショップ用キットの一部です。
ビーズを入れながら編む縁飾りをします。
オヤ結びの基礎のおさらいをしてから、増やし目やループの基礎をご案内予定です。
そしてナイロン糸とポリエステル糸の感触の違いを体感していただきながら、ビーズステッチ的な編み方や、また、それぞれのバリエーション、トルコ語の用語説明・翻訳や検索方法(情報処理基礎技術)…などなど予定しています。
自分で調べ、自分で推測し、自分で作り出す…そのために必要なことを少しでもご案内できたらと考えています。
よろしくお願いします。
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