making of salla

* トルコの伝統レース「オヤ」との日々 *
花びらの大きさが変わる現象。


作るたびに花びらの大きさが変わる現象に名前をつけたいです。

過去の恥をさらすコーナー、その2かその3です。

右側は今年の2〜3月に編んだもの。(Altın Başakのナイロン糸)
左側は今年の3月くらいに編んだものです。(Altın Başak ナイロンMASURA)
多分、初めて一人で完成させた花第一号か第二号です。

まだ誰にも習わず、本だけ見て編んでいたときのものです。
編み目がゆるゆるで、時間が経ったせいでさらに崩れてきているのが分かるかと…。
特に右側は日を変えて別の日にそれぞれの花びらを編んだので、固くきつく編む、ということを意識しだした時期の花びらが目に見えて小さい…
ある意味分かりやすい(笑)例なので、思わずとっておいてあります。

ここまでではなくても、未だに作るたびに花びらの(以下略)現象は頻繁に起こります。
イーネオヤあるある。
たまに、調子のよいときがあって、そういうときにエフェオヤもどきを作ったり。
けれど、いつでも菱形を美しく作れるようにはまだまだ行かず…。

ちょっとマシになったかな?と思ったきっかけは、結局、基礎練習につぐ基礎練習の後でした。
菱形の連続をひたすら編んだり。
それをしてやっと、自分のクセを知って(例えば、左側に寄りやすいとか、菱形の上部三角部分が太りやすいとか…)それを矯正しようという意識が働いて、そこで初めてです。
でもすぐ忘れて元通りに…と、なりやすいので、失敗例のサンプルを取っておくのは大事だとも思う最近。


漠然と上手くなりたいと思うだけじゃなく、どこをどうしたいのか、どうなりたいのか、それには何が必要か、それが具体的に言語化・イメージ化できたら答えはすぐそこな気も。
でも、初心者のころはそれさえも分からなかったり。先生に訊こうにもどう訊いていいか分からなかったり。
そういうときは、ひたすら基礎練習するのが一番の近道な気がします。

…などと、偉そうなことを書く私は、楽しいからと色んなモチーフを次々と試し編みしてしまうタイプなのですよね。
これも勉強にはなるのですが、楽曲だけじゃなくてスケールやアルペジオもしようね、という、音楽に例えて言うなら、そういうことかなとしみじみ考えます。


で、突然こんなエントリを書いた理由は、さっき作った花びらが作るたびに(以下略)現象で、かなり凹んだからなのでした。
自分への戒めのために。
さて、菱形のロードレース行ってきます…。

| イーネオヤ | 22:54 | - | - |
ざくろの花のピアス
 


ざくろの花のピアスです。
トルコのメタルパーツを入手して、何かに使えないかしら・・・と手持ちのオヤモチーフを見渡した時、これだ!とひらめいて、両耳違いのデザインに。
どちらも下向きのお花の形で見た目は似ていますが、オヤの方はざくろ、メタルパーツはチューリップを模してます。

ピアス台もトルコ製。
淡水パールが埋め込まれて周りにねじりが入ってるこのデザイン、昔からこのサイトを見てくださってる方は分かっていただけると思いますが、大好きです(笑)
少しだけマットなゴールド色で(チューリップも同じく)それも素敵。
これに合わせてTピンや丸カンも新たにマットゴールド色を取り入れ、小さな淡水パールをピアス台とモチーフの間に配しました。


オヤのお花のモチーフはどうやってぶら下げてるかというと、5mmくらいの丸カンを強引に根元部分に突き刺して(・・・)います。
根元の糸を丸カンに結び付ける方法にしようかと思ったのですが、ぶちっと糸が切れたのでそこで集中力も切れて(笑)自分用だし、とりあえずぶら下がったらええねん・・・とつぶやきながら丸カンにチェンジしました。
これはこれで安定感があって(糸を結び付ける方法だと、丸カンの切れ目からスルッと取れる可能性もあるので)パーツの形によってはアリでは、と思います。
あとは、外側から見えないように、Tピン+丸小ビーズをお花の内側から刺して丸カンとつなぐ方法も考えたのですが、それはまた今度・・・。


咳が止まらず眠れなかったため、病院へ行ってきました。
この秋は都会に行くことが多かったので、風邪をもらいやすい気も。
マスクと手洗いうがいを徹底せねば!



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| イーネオヤ | 19:20 | - | - |
スパンコールのオヤ
 

スパンコールを使ったオヤです。
pul oyası プルオヤ と呼ぶらしいです。ボンジュクオヤと一緒にされることも。
技法はトゥー(かぎ針)で作りました。

pulは魚の鱗を指す言葉ですが、転じてスパンコールもプルと呼ぶらしいです。
(トルコのオヤの本には、本物の魚の鱗を使ったとおぼしきオヤも載っていましたが・・・本物だと思うのですがあれは・・・どうなのかしら)

スパンコールを使うときは、ビーズと同じようにあらかじめ糸に通して編む方法と、糸には通さずその都度スパンコールの穴に針を入れて糸を引き出す方法と、色々です。
上の写真は後者で編んだもの。
どちらも画像検索でみつけたもので、左側は自分なりにアレンジしてみました(というか結果そうなった感ですが)。
右側は並ぶとすごくかわいいのですが、もう一度編める気がしません。
瞬間的に出来るけど、後で考えるとどうやってたっけ?ということがトゥーオヤでは多い気がします。
(メモしなきゃ!)


ここのところの寒さで、咳が出て止まらず喉が痛いです。
今日は病院はお休みなので、ひとまずの措置としてサイプレスとマジョラムの精油をアロマディフューザーで焚いてみたり。
鎮咳に良いのです。本当はユーカリも良いのですが、なくなっていて残念。

ちなみにサイプレスは、ヒノキ科の木の、糸杉と呼ばれる木のこと。
ゴッホの描く糸杉もこれと言われてます。
キプロス島の語源とも。
本当にヒノキの香りがして、森の香りというか檜風呂の香りに似てます。
サイプレスとグレープフルーツが私の精油の定番戦力です。
(あと、ユーカリ+ペパーミントも! 風邪の時はもっぱらこちら)

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| ボンジュクオヤ | 18:16 | - | - |
オヤ糸をボビンに巻きました。
 

オヤ糸を持ち歩きしやすいよう、ボビンに巻いてみました。
(写真の糸は、Altın Başakのポリエステル台形糸です)

オヤのお花は、頂き物のオヤのモチーフを自分で再現したもの。
花びらよりも先に、花芯部分を黄色で飾り編みをし、その間のループに花びらを編む(ジムジメやアダリアのような)方法で作りました。
花びらは最大幅5目で、頂点から左側面の渡し糸を取りながら降りていく作り方です。
 使用糸:ÇİZMELİ ポリエステル細糸 001(白) 972(黄色) 909(黄緑)


ボビンで巻く方法はいくつかのサイトで拝見したり、友人からも聞いてはいたのですが、なかなかミシンを出すのが億劫で延ばし延ばしで…
紙製の糸巻きに必要分だけを巻いてお茶を濁す日々。
イーネはそれでもOKですが、長さの必要なトゥーになると、糸ごと持ち歩くことになりかさばります。

そんな時、実際にボビンで持ってる方とお会いすることがあり、なるほどこれは便利!と開眼。
早速ダイソーでボビンを買ってきて、いそいそと巻きなおし、マスキングテープにメーカーと色番号を書いて表面にペタリと…。
(※例:Altın Başak ポリエステル台形糸 637番= AP 637 と略してます)

ケースは、もともとボビンが入っていたケースに紙でしきりを作って入れてます。
サプリメントケースがちょうどよいという情報を見たのですが、なかなか入りそうなサイズが売っておらず、ひとまずの措置として。
もともとは9個入りのケースですが、立てて入れたら16個入りました。


これの良いところは、携帯性もさることながら、色見本的な役割もはたしてくれること。
例えば、何かモチーフを作りたくて配色を考えるとき、糸の入ってる箱(わりと大きい)を持ってきてとっかえひっかえするより、ずっと楽にできます。
あと、作りかけの作品のために一つの糸をずっとキープしていると、他の作品にその糸を使いにくかったりするのですが、それも解消。
かなり快適になって、プチストレスも解消です。

問題点は、ボビンに巻いてよりがかかってしまうというか、癖がついてしまうので、早めに使い切ったほうがよいことでしょうか。
糸の好みで全然使わない色も出てきそうで、それがちょっと心配といえば心配かもです。


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| オヤ Oya | 21:00 | - | - |
丸いエフェオヤ
 

黒のカラーテグス4号が手に入ったので、同心円状にぐるぐると作るエフェオヤのモチーフを。

使用糸:
 ÇİZMELİ ポリエステル 細
 アイボリー(712)、薄紫(213)
 Altın Başak ナイロン MASURA
 薄緑(2056)
テグス:
 MIYUKI 手芸用テグス 4号(0.33mm) 黒
スパンコール:
 MIYUKI 平丸4mm フランス製 金

8号のテグスも買ってみたのですが、そちらは太すぎました。
4号は、単体で触るとやわらかい気がしたのですけれど、使ってみたらちょうど良い張りと固さのような気がします。
ちなみにナイロンコードワイヤーは、テグス4号よりもさらに固くなります。
これくらい固いと、モチーフも真ん丸に仕上がって気持ちがよいです。

しかしこのモチーフ、アイロンをかけると波打ってしまったのでした。
さらにアイロンの熱でスパンコールも微妙にしぼんでしまい、失敗感が…なのでちょっと遠めの写真です。

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以下、簡単な作り方です。

1. 指に巻く作り目で、12〜15個の小さいループを作り、糸端をしぼって輪にする。
    (※作り目は、タティングやかぎ針などで作るのもアリかと。やりやすい方法で…)
2. ドイリーを作る要領でそれぞれのループをつないでいく。
3. 3段目から、テグスを編み込みながら、ぐるぐると編んでいく。
   外側になればなるほど目は粗くなるので、適宜増やし目をすること。
   (最初は約4目ごとに。その後は少しずつ減らして。このあたりは適当に様子を見ながら)
4. 色を変えながらぐるぐると編み進む。
   (ここでは白:5段、緑:5段、茶色:5段 を目安に編んでます)
5. 最終段が80目になるように調節しながら編む。
6. 最終段で、(三角×2個、小さな長方形×1個)× 4回 くりかえす。
   三角:底辺7目。頂点でスパンコールを入れて結び、左側の渡し糸を取りながら下段まで降りていく。 これを2つ作る。
   長方形:3目で始まる。渡し糸は張らず、表裏を交互にひっくり返しながら6段編み、最後は下段まで一気に糸を降ろす。

7. 飾り編み。
   外周の三角と長方形にそれぞれ渡し糸を張り、細かめの目をその上に編む。
    ここでは約4〜5目だが、長さに応じて適宜、目数を変える。    


  ※(三角×2個)+長方形1個で、外周20目使う計算。 
    4回繰り返すことで、80目が最終段で必要となる。



| イーネオヤ | 22:20 | - | - |
見よう見まねエフェオヤ
 

半円のエフェモチーフを作ったら、今度は丸型を作ってみたくなり挑戦しました。

使用糸:
ÇİZMELİ ポリエステル 細
アイボリー(712)、赤(348)、ブルー(410)
テグス(透明・3号)

色や形は、ミフリさんのサイト掲載のエフェオヤから、チョイスして組み合わせました。
前回とは違い、民族調というか、ちょっと伝統的な雰囲気の配色です。

円周部分の目数はとても適当で、丸くなればそれでいいや、と部分部分で異なっています。
のですが、最終段で小さな三角が等間隔に作れる目数になったのでラッキーでした。
(一応最終段の手前で目数を数えはしましたが…。一目だけ増やすだけで済んだのでラッキーです)

なかなか真ん丸に作るのが難しく。
もうちょっと太めでしっかりしたテグスを使った方がいいのかな?などと。

一口にエフェといっても色んな形状があるものなのだなぁと、実際に作ってみて初めて気づきました。
ひたすらグルグルと同心円状に、円周を広げていく丸い形のものもあって、それも可愛いです。
が、あれこそ馬の尻尾の毛が欲しくなる作り。
4号あたりの黒のカラーテグスで代用するか?
手元にナイロンコートワイヤー(0.3mm)があるのですが、それでも大丈夫かしら…などなど考えています。

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追記。
簡単な作り方です。

1. 三目の連続で、20段前後のひもを作る。
   最終段で、ハート型5つが編みつけられるほどのループをひとつ作って終わる。
2. 最大幅8目のハートを5つ作る。
3. 2で作ったハートとハートをつなぐ渡し糸を張り、その上に小さな三角(4目始まり)をみっつ作る。
4. ハートの頂点や3で作った三角の頂点をつないで、円形を作る。
   この時、テグスと一緒に渡し糸も張りながら、適宜目を作る。
  (丸く作ろうとせず、直線を作るつもりで糸を張ると良い)
5. 好みの段数、円周を編んでいく。
   そのまま外側まで編むと目が粗くなるため、適当に増やし目をすること。
  (手加減によるが、3〜4目ごとに1目増やし目をするくらいの割り合い)
6.  外周に小さな三角(4目始まり)を作る。
   三角の大きさや間隔は好みで、ちょうど外周の目数に入るように調節する。
  (この写真では大体、最外周が82目ほど)


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| イーネオヤ | 14:35 | - | - |
トルコ語覚え書きその3


左から、
トルコ語-日本語の辞書、トルコ語参考書(『ニューエクスプレストルコ語』・白水社)、トルコ語で書かれたオヤの本(『Osmanli'dan Günümüze Oyalar』)、トルコ語の教科書とワークブック です。

なんだかんだとトルコ語についてのエントリーも増えてきたので、カムアウトというか、実はこの秋からトルコ語を習い始めてます。

もともとは夏に、写真中央のトルコ語の本を入手して、「読めるようになりたい!」と思ったことから始まります。
また、トルコ語のサイトを見るにつれ、すらっと読めたらなぁ…と思うことも増えて。
トルコ語は語尾の変化が多様で、そのまま辞書を引いても載っていないことが多いのです。
せめて、辞書の引き方、初歩の文法くらいは身に着けたい…!と。
独学でも良かったのですけれど、性格と経験上、ノルマがあった方が勉強するし、人と会って話す方が覚えるので教室へ。という運び。

続くかどうか、ついていけるかどうかも分からなかったり、また、そんな頑張っちゃってどこへ行くねん、みたいな自分へのツッコミもあり、気恥ずかしくて書かなかったのですが…
ひとまず習いだして三か月目に突入し、ちょっと慣れてきましたし、ブログのエントリーが増えるとかえって不審かしら、とも思って書きました。


というわけで、ここに書いてるトルコ語関連の記事は、大きく間違ってるものは少ない…はず。
間違ってたらその都度訂正しますね。


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| トルコ語 | 14:00 | - | - |
初挑戦・エフェモチーフ


トルコの方のサイトを拝見していたら作り方が載っていたので、エフェオヤのモチーフに挑戦してみました。

使用糸:
CIZMELI ポリエステル細
薄茶(番号不明)、ベージュ(844)、ピンク(818)、ブルーグレー(410)
スパンコール:
ウォッシャブルスパンコール・5mm・平丸(マット銀)

お手本はもっとカラフルですが、先日からの無彩色ブームが続いているのと、実際に着けやすい色にしたいと思って、柔らかめの色味で。
配色を考えるのがなにより楽しいモチーフだと思います。

馬の尻尾の毛は持っていないので、普通にテグス3号を円周に編み込んでます。
一段目までは良かったのですが、二段目(ピンクの逆三角をつなぐところ)から、派手にうねってきたので、つなぐごとにアイロンをかけながら仕上げました。
(お手本はアイロンしてないように見えますが、私には無理…!)

根本の直線部分を輪っかにして、紐かチェーンを通したらネックレスに出来ます。

ここでは逆三角形はすべて2目始まりの最大幅7目終わりですが、どうも画像検索をしていると、1段目→2段目→3段目の順で最大幅が減っていくものもが多いようです。
次は古いエフェオヤを参考に、色味ももっとエスニック調のものを作ってみたいです。

JUGEMテーマ:クラフト・手芸 色々
 
| イーネオヤ | 19:05 | - | - |
無彩色系で。
 

秋が深まったからでしょうか、カラフルな糸よりももうちょっと無彩色系というか、彩度の低めな色でイーネオヤのお花を編んでみたくなって、テストです。

上はジョシュチュランの花。
使用糸:CIZMELI ポリエステル細 白(番号不明) 薄ベージュ(844) グレー(512) 薄茶(番号不明)

下はサルドゥンヤ(ゼラニウム)の花。
使用糸:CIZMELI ポリエステル細 白(001) 薄ベージュ(花芯部:844)
     CIZMELI ナイロン細 ベージュピンク(0083)

オヤ糸はただでさえツヤツヤしているので、彩度を落としたつもりで編んでも華やかに見えます。
地味にしたい時は、糸巻きにある状態よりもっとずっと薄めの色味を選ぶのがいいのかも…と。

また、白い糸は、糸巻きの状態ではあまり変わらない気がしたのですが、実際編んでみると、真っ白(CIZMELIだと001 Beyaz)とほんのちょっとクリームがかっている白とは、かなり異なって見えるのも発見。
(写真だと光の加減で同じように見えてしまうのですが…)


昔買ったヴィンテージのカボションをジョシュチュランの花と一緒にして、携帯ストラップに。
ちょっとおメダイっぽくて気に入ってます。
早速、変えたばかりのiPhone 5sとともに。

ちなみに背景の箱は、先週、瞬間最大風速的に作っていたマッチ箱です。
蝋引きの紙作りが楽しくて、色んな可愛いファブリックパターンなどDLしてはプリントアウトしてました。
何の内職を始めるんだ、という勢いでしたが、今のところの使い道はディスプレイだけです。

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| イーネオヤ | 01:00 | - | - |
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