making of salla

* トルコの伝統レース「オヤ」との日々 *
ベジェ曲線と戦うの巻。

手や腕を酷使して痛むので、別の作業を……と、編み図作成に立ち戻り中。
画像はその初期の、テンプレート的なもの。
使い慣れたWordの図形描画ツールです。
なのですが……めちゃくちゃ動作が重い。パーツの選択がしづらい。
ここまで描いてやっと気づくのです。
最初から画像ソフトで描きなさいよ!と……。

ドロー系ソフト、分からないんですよね……。
というか、主にベジェ曲線に慣れておらず。

ありがたいことに周囲に専門的に扱える人間がいることもあり、またこれが美しいものを作る人たちなので自分がやる必要性を感じなかったのですが…いやいや、いざとなれば頼もうなんて他力本願はいけないでしょう。迷惑千万。
とりあえず最低限のことは出来るようになろう…と、猛反省しながら、フリーソフトInkscapeをダウンロードしてみたら、よく分からないスパイウェアまでダウンロードしてしまい、ウィンドウズの復元をするはめになり、元に戻る、という……。
ベジェ曲線との戦いは、これからだ…!(アニメヒーロー風に)

| オヤ Oya | 19:50 | - | - |
ゼラニウムの花


海外のサイトに作り方が載っていたイーネオヤのお花です。
SARDUNYA ÇİCEĞİ 、ゼラニウムの花だそう。
使用糸:
 CIZUMELI ポリエステル 細糸(お花部分)
 Altın Başak ナイロンMASURA 細糸(葉部分)
 
"İğne Oyası"などのキーワードで画像検索をしていると、海外、主にトルコの方が様々なイーネオヤのお花の作り方を公開しているのを目にします。
編み図こそないものの、写真つきで作り目から出来上がりまで順に解説しているものもあり、非常に丁寧。また、発想も柔軟でとても勉強になります。

この花はその中でも、可愛さや発想の点でダントツだったもの。
色んな方が作ってアップしているので、あちらで流行っているのかな?
ひとまず私はこちらの作り方を参考にしました。
(オヤなどは特にですが、自然派生して広まっているデザインなど、どこからどこまでが著作権の範囲なのか悩むところです。アイデアは特許権??)

トルコ語はほとんど分からないまま、また、左右の進み方も逆なのですが、写真を見て目を数えながら作ってみました。
また、それらを見ながら、自分が編みやすく変えていったり。
(あちらでは細糸よりもう少し太めの、台形糸巻きの糸をよく使っているようなので、細糸用に多少サイズを変えてます)
そういうものがたまってきたので、自分用メモとして編み図を書いてみている最近です。
しかし、かぎ針編みに関しては、編み目記号などは世界共通ですし、あまつさえ編み図用フリーソフトまであるようなのですが、イーネには決められたフォーマットがありません(トルコにも編み図はあるにはあるけど、分かりづらいそうです)。
あとで見て分かるように、簡易でも意味の通じるものをPCで描けたら…と試行錯誤しているところです。
 
 
| イーネオヤ | 22:14 | - | - |
バラ試作中


イーネオヤでバラの花を作っているところです。
使用糸:
 CIZMELI ポリエステル細糸(ピンク)
 Altın Başak MASURA ナイロン細糸(グリーン)

もう少し外側の花びらを大きめに作った方が良かったかも知れません。これは今後の課題に。
増やし目を2目以上、綺麗に作っていくののは難しいです。減らし目に入れば楽で、若干渡し糸を短めに張りながら結んでいくと自然と丸く湾曲がつきます。

葉は、ガクの延長としての長めの葉を作りたかったので、通常よく作る1目ずつの増やし目・減らし目をするひし形のものよりも、もっと細長くなるよう調整。
※ひとまずの暫定メモとして、増やし目をする場所を書いておきます。
 3(中央)→3(両端)→4(両端)→5(中央)→5(中央)→5→4→3→2→1→1


糸雑感。
CIZMELIのポリエステル細糸は、とても柔らかいのでふわっとした花びらを作るのに良いです。
ただ、柔らかすぎるせいか、小さな小さな結び目やループも作れてしまうので、細かい目の作品を作りたいときには最適なのですが、目の詰まらない作品にしたいときには一定の手加減を保つのはちょっと難しい気も。

Altın BaşakのMASURAと名のついた方のナイロン糸は、上記のポリエステル糸より張りがあるので、少し固めに仕上がります。
また、結ぶときのブレーキ感というか、キュッと締まる感じがポリエステル糸より強く、止まってほしいところで止まってくれるため、正確さを要する形(左右対称なものなど)にはこちらの方が向いてるような。
とても鋭角的な結び目が出来上がるので、カチッとした幾何学的なモチーフに適していると思います

ちなみに、MASURAと名のついていない方のナイロン糸は、なかなかブレーキがかからない、手強い糸です(私にとっては)。出来上がりはプラスチックのようにカチカチになるので、ふわりと仕上げたい時には不向きです。



| オヤ Oya | 00:00 | - | - |
糸の絡まり問題

イーネオヤ初心者あるある、「糸の絡まり問題」について少し。

イーネオヤをしているとストレスになるのが、この問題だと思います。
オヤ結びをしていて糸を引っ張っているときに、糸がこんがらがる、ねじれて戻らない、糸の途中で結び目ができてしまう、などなど。。

原因その1
糸が長すぎる。
あまり長いとその分、こんがらがりやすいです。最初は50cmくらいから始めてもよいかも。
ちなみに私の場合、基本の三角をCIZMELIのポリエステル細糸で2個作るには、60cmでちょうど足りるくらいです。(もう少し短くても大丈夫)。花びらを1枚編むのも、50〜60cmくらいでしょうか。

原因その2
糸を引く時、摩擦の多いルートを選んでいる。
糸同士でこすれ合うと、お互い摩擦で撚りがかかってしまい、結果ねじれが生じる…ような気がします。
これを解消するには(あくまで私の場合ですが…)糸を引く際に、ちょっと手前(自分側)に傾けて引くと、摩擦がかかりにくいです。
「垂直に引く」ことを意識しすぎて平面的に考えて糸を引きがちですが、ちょっと立体というか、糸同士の距離をあけることも意識しながら引くとよいです。
摩擦がかかりにくいと糸も傷まないので、コツをつかめば他の、例えばコットンなど滑りの悪い糸でも結べるようになります。

(※ただ、これは普通の目を作るときで、ループを作る時はそのタイミングの手前で摩擦を作ることが要求されることがあります)


原因その3
針からよく手を離している。
針を持ち替える動作が多いと、無意識に針をねじる動作も増え、結果、糸もねじれやすくなります。
解消方法としては、針からできるだけ手を離さないこと。針の持ち方を一定にすること。


私の針の持ち方は本当に自己流で…
親指と人差し指で針の中ほどを持ち、中指の第一関節と第二関節の間に針穴をあてる、という、ここまでは洋裁の基本の持ち方と似ています。
そして、中指の側面にあてた針穴の上から親指の第一関節あたりでさらに針穴をおさえて、糸の抜けを防止しています。


針穴からのびる糸は、中指と薬指の間から出しておさえています。これは糸抜け防止とともに、その後オヤ結びをする際、中指で糸を反時計周りにからげるのに移行しやすくするためですが、私は中指がしやすいという理由ですので、他の指でしても問題ないと思います。




| イーネオヤ | 06:07 | - | - |
ジムジメのスリーピンとループについて

ジムジメのモチーフを縫い付けたスリーピン(パッチン留め)です。
友人の娘さんへプレゼント。

使用糸:
  奥:CIZMELI ポリエステル細糸
  手前三つ:Altın Başak ポリエステル台形

合皮の土台にモチーフを糸で縫いつけました。裏側にはグレーのフェルトを接着剤でつけ、さらにそれをスリーピンに接着。

接着剤はセメダイン・スーパーXクリアというものを使用しています。
金属部分、凸凹した部分でも使えるので、アクセサリー作りには欠かせません。
透明で乾くとゴムっぽい感触になります。

今のところ、ジムジメのモチーフを1個編むのに約30分くらいかかるでしょうか。
あ、でもガク部分をかなり省略してるのでもう少しかな。
五弁の花よりも早く出来上がるのが嬉しくて、ずっとジムジメばかり作っていました。
ループの練習にもなって、なんとなくコツを掴める気がするので、ループの作り方に悩んでいる方にもオススメです。

とにかく下手でも最後まで進んで作っちゃう、ループがつぶれても先に進んじゃう、くらいの気持ちで私はやりました…。
これがいいのか悪いのかは分からないのですが、まず「数をこなす」、失敗例も成功例も多くもつ、のが今は必要なのかなと。

参考図書:七海光(2012)『針1本で作る花レース イーネオヤのアクセサリー』文化出版局、P60
 
| イーネオヤ | 21:14 | - | - |
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