2009.11.25 Wednesday
クリムト、シーレ:ウィーン世紀末展
芸術の秋が続きます。 先週末、天保山のサントリーミュージアムで開催中の「クリムト、シーレ:ウィーン世紀末展」へ行ってきました。 ウィーンミュージアム(ウィーン歴史博物館)所蔵のもので、クリムトやシーレの他にも、ハンス・マカルト(この人も好きです)、オスカー・ココシュカ、果てはシェーンベルクの作品も。シェーンベルク、作曲家でもあるのですが、シーレのような絵も描いてました。 やはりハイライトは写真の一番手前にある「パラス・アテナ」(クリムト)でしょう。 クリムトにしか描けないよね、これは…と、同行の友人とうっとり眺めながら話していました。だってキラキラ金を使う手法なんて、模倣したらバレバレだものね。と言ってましたが、いやまて、ひょっとしたら同時代に似たような絵(金を使った装飾的なもの)を描いた人も多くいたのでは?とか、そんな話も。現代でハイファッションの服を色んなアパレルメーカーがパクって安く売り出すように、そんなこともあったのかもと。 この例えはは友人がアパレル系で働いてたからなのですけど…まぁどんな分野でもあったのではと。ただ、時代的にまだアートがデザインへと移行する前、大量生産化される前なので、まだ一部の富裕層のものでクリムトの絵はクリムトだけにしか描けてなかったのかも知れません。調べてみたい気もします。 この日はクリムトを見るのだから!ということで、以前ここでもUPした黒蝶貝と淡水パールのネックレス、そしてピアスを着けていきました。シンプルなグレーのVネックセーター(ユニクロ)が一気にエレガントに。…なってたらいいのですが。自己満足自己満足。 今回は図録は買わず。 何故なら、クリムト関係の画集はかなり持ってるからです。そして、今回見た絵は数年前ウィーンに行った時、実際に見たので。…だから、なんだか不思議な気持ちでした。「また会えたね」と絵に語りかけたくなるような。やっぱり、見られるうちに本物は見ておきたいなぁと思いました。…ラリック展も、衝動的でしたが行って正解だと思った次第です。 JUGEMテーマ:ハンドメイドアクセサリー |