2008.07.29 Tuesday
西の魔女が死んだ
ある日帰宅したら、家族が文庫本を買ってきてました。
え、その本持ってるのに…! 家族共用の本棚に置いてたはずー…と思って見たら、友人に貸してたようで置いてなかったです。 わりとこういう事は我が家では起こります。『博士の愛した数式』も気づいたらハードカバー本が買われてました。それも文庫本、持ってるよー。あ、貸し出し中だった。とか…。 『西の魔女が死んだ』も『博士〜』のように映画化されたせいか、本屋でよく見かけるようになってちょっと嬉しいです。 原作者の梨木香歩の淡々とした文章が好きで、『からくりからくさ』から『裏庭』などから『春になったら莓を摘みに』などのエッセイも幾つか持ってます。その中でも『西の魔女が死んだ』は最も印象深く、何度も読み返しています。なんとなく日常の中で息苦しくなってきたな、という時に読むと、肩の力が抜けるような気持ちになれます。真実を見る力や基本に忠実であること…。児童文学として出版されたとは思えないほど、大人向けの内容だと思えます(良い作品は子供や大人を問わないとも言えますが…)。 ハンドクラフトが好きな方には『からくりからくさ』がオススメです。 手仕事をする女性が三人出てきます。染色や手織り、絵画。彼女らの生き方、そして、こつこつと積み重ねること、無心に手を動かすこと…そんな手仕事の描き方に共感しました。 JUGEMテーマ:エンターテイメント
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