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* トルコの伝統レース「オヤ」との日々 *
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みんぱくビーズ展

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みんぱく(国立民族学博物館)で開催されているビーズ展を見に行きました。

ちょうどその日は台湾原住民のビーズについての研究者の方の無料セミナーもありまして、対象について詳しい方のお話は本当に面白い。

 

特に、意味をもつ玉(トンボ玉のようなガラスビーズ)の話が印象深く。

身分によってつけるビーズ(玉)の種類が違うということや、また、贋作(というか簡易素材の廉価版)の販売による反動で伝統的な手法のものの地位を守ろうとする動きが出てきた話など、トルコで広がる機械編みのダンテルのことやエフェのことを思い出して非常に意味深く聴きました。

 

本物の良いものを知っていればそれが偽物(安物)であることなど一目瞭然なのですが、知らない人・通りすがった観光客のような人間にとっては分からないし、安くてそれなりに可愛いいならこれで別にいいやと思って買ってしまうもので。

でもそれが続いたら本物の良いものは市場原理から駆逐されて、やがては無くなっていくでしょう。

台湾では議会(?)で伝統的な玉の保護を訴える動きがあったというお話を聞いて、少し羨ましく思ったりも。

 

トルコに限らずかも知れませんが、女性の(トルコではいわゆるおばちゃんたちの)編む手芸の分野というのは地位は低い。

絨緞などのように芸術として認められている分野ならまだしも、スカーフの縁飾りのオヤはまだそこまでではないので、保護活動といってもそもそもピンと来ない人の方が多い印象です。

 

もちろん、台湾の場合は原住民との関係性による政治的な権力勾配による配慮が働いたのかな、とも推測しますので、ただ羨ましいとだけ言ってていいのか?というと多分違うのでしょうけれど…。

 

また、伝統的なビーズの復元をしつつ、現代的な要素を取り入れながら工房を構える若き職人のお話なども出てきて、どの分野でも伝統と革新、そしてその存続についての問題はあるのだなぁと、いずれも共感することが多いセミナーでした。

 

ビーズ展はこれ以外にも非常に様々な世界のビーズが並ぶ豪華な内容で、ご興味のある方は是非足を運ばれることをおすすめします。

 

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