making of salla

* トルコの伝統レース「オヤ」との日々 *
トルコ南東部での地震に関して

 

2月6日にトルコ南東部で発生した地震で亡くなられた方に追悼の意を表すとともに、一刻も早い救助活動を心からお祈りしております。

 

時を追うごとに増大する被害に言葉を失うばかりで、借り物の言葉となってしまうことをお許しください。

 

まだ少し動揺しているのですが…取り急ぎお伝えしたいこととして。

支援金の寄付先について様々な情報が流れている状況ですが、もし寄付をお考えの場合は信頼できる公的・もしくはそれに準ずる機関へ直接の送金を個人的におすすめします。

(私個人は国境なき医師団へ定期寄付していますが、例えばこちらは確定申告で寄付金控除を受けられる場合があります)。

 

※上記はあくまでもご検討中の方に向けての言葉です。

また、私自身が周囲の方から寄付金を集めて届けるような活動はしておりませんし、お誘い頂いても応じかねることを申し添えておきます。

ご自身の判断と責任に基づいて寄付先を選んでいただければと存じます。

| トルコ関連 | 14:18 | - | - |
トルコの食文化。

GW中、隣町の図書館へ初めて訪れました。違う町の図書館はいつもの図書館とラインナップが異なるので、ついきょろきょろとしてしまいます。

 

そして借りた本の中の一冊が写真の右側。トルコの食文化についての本で、これが大層面白く、あまりに面白かったので同じ著者の方の別の本をインターネットで注文してしまいました(左側)。

殆ど写真や絵はないので想像しにくいものもあるのですが、そんな中でもトルコ滞在中に食べたアレやコレの由来、バリエーション、エピソードなどを知ることが出来て得るものが多かったです。

 

例えばトマト。トルコ料理では今や欠かせないもので、ロカンタ(大衆レストラン)では店頭に並んだお惣菜の半分以上は赤いと言えるほどなのですが、意外にもトルコ料理にトマトが登場したのは19世紀半ばからととても最近の食材であったこと…。

また、例えばムサカ。私自身トルコやブルガリアで食べたことがあるのですが、ギリシャ料理で有名だしきっとギリシャ発祥だと思い込んでいたら、実はアラブ料理の一ジャンルが元であったとか…。(※ちなみにブルガリアのムサカはジャガイモ入りでした)

また、大航海時代(15c〜17C)に中南米からもたらされた食材の中に、ビベル(ピーマン・唐辛子)やトウモロコシ、七面鳥などがあったことなど…。

 

ぼんやりと経験的に知っていることでも、こうして専門的・歴史的に体系づけられた知識の中でどう位置付けられているのかが分かると、頭の中が秩序付けられるので何とも言えずスッキリとして快感。(私が本を読む理由のひとつです)

人ひとりが体験できることは少ないですし(特に私は1年弱の滞在でしたし)その経験のみで語れることは少なく、また、実際は間違った知識なのに知らずに思い込んでいることもあるでしょう。

そんな時には、このように多くの文献をもとに調べていると分かる専門書の威力は有難く感じます(著者の先生はオスマン帝国史の権威の方)。文章も明晰で美しく、日本語でこれを読めることは本当に感謝の念を抱きます。

 

さて、こうして勉強した成果は…というと…近いうちにお知らせ出来るのでは?と思います。お待ちくださいませ。

 

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| トルコ関連 | 20:36 | - | - |
パセリのこと。
最近ハマっている食べ物。
トルコのパンが恋しくなった時に折衷案として作ったこのサンドイッチです。

バゲットにクリームチーズを塗って、トマトとイタリアンパセリをはさんでます。
アンタルヤのカフェで売られてたサンドイッチを思い出しながら…。

トルコで最も一般的に家庭で食べられているパン(エキメッキ ekmek)は、見た目はフランスパンを少し太くした感じで、食感は外はカリッと・中はフランスパンの3倍くらいふんわりしているもの。
なかなか同じような感じのパンは日本にはないのでバゲットで代用です。

クリームチーズは、日本で売られてるものとお味はさほど変わらない気はするんですけれど、トルコはとにかく安いし種類も豊富。
イタリアンパセリはこれでもかと入れると、カフェで食べた味に近くなります。


そのパセリ、トルコ語では「マユダノズ Maydanoz」というのですが、日本にあるちっちゃな葉っぱでこんもりしてるパセリのことではなく、こちらの葉っぱの大きなイタリアンパセリのことを指します。

オヤのモチーフでも「パセリ Maydanoz」はあります。
(一昨年の秋にワークショップでやったものです)
どうしてこのモチーフがパセリなの?と最初は思いましたが、こちらのイタリアンパセリを指すと分かったら納得の形。

渡航前からこのこと(マユダノズ=イタリアンパセリということ)は知ってたのですが、実際に現地に行ってみたらさらに納得。
色んなお料理に使われていますし、パザール(市場)やスーパーでもすごく安く・そしていつも沢山売られてる、とてもポピュラーな葉っぱでした。
友人宅のお庭にも植えられてて、採れたて新鮮なのを市民講座のお昼に持ってきてくれて、その場でトマトやキュウリとともにサラダにしてもらったりも。
(日本のパセリはあまり食べない私ですが、このパセリは大好きになりました!)

こんな風に身近にあって愛されてるのだから、オヤのモチーフになるのも納得だわ、と実感として腑に落ちた思い出です。

 
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| トルコ関連 | 16:34 | - | - |
ほうれん草とチーズのボレッキ。
ほうれん草とチーズのボレッキを、自宅でお昼ごはんに作ってみました。
ボレッキはトルコのお惣菜パイ的なもの。
よく市民講座でも友達が作ってきてくれて一緒に食べてました。

また食べたいなぁ〜と思っていたところ、少し前に日本在住のトルコ女性の友達が教えてくれる機会に恵まれまして。
その時はトルコ製のユフカ(薄いクレープのような生地)を使ったのですが(貴重なものを使っていただいてありがたかったです)、自宅にはもちろんありません。
検索してみたら日本では春巻きの皮か市販のパイシートを使う方もいるようなので、ひとまずパイシートで。

バターが多めなせいか、本場モノよりもちょっぴりリッチな味わいに。
お味は、キッシュに似てるかも。
次は春巻きの皮でやってみようかな??


トルコ滞在時は日本食が恋しくて仕方なかったのですけれど、帰国してからはトルコのパンが食べたくて仕方なくなったりして、我ながら現金だなぁと思います。

 
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| トルコ関連 | 21:52 | - | - |
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