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* トルコの伝統レース「オヤ」との日々 *
イーネダンテルのブレード進捗&ダンテル講座に関するお知らせ

イーネダンテル(イーネオヤ)で作るブレード、ようやくブレードの三角部分最後のひとつを完成。

ストールの両端60cm幅のを2つ分、120cm分です。長かった気もしますが終始楽しく作っていて幸せな時間でした。

 

しかしまだまだ終わりません。三角と三角の間の装飾が残っています。

むしろこれからが本番…といった体で、試し編み期間に突入です。これもまた楽しい。

 

ご連絡です。

心斎橋のトルコ文化協会様で毎月第1土曜日に開催している「イーネダンテル講座」、途中受講を可能にしていたのですが、開催可能人数およびレッスン進行上の問題で現在お引き受けをいったん停止しています。

お問い合わせくださった方には大変申し訳ございません。

 

| イーネダンテル | 09:06 | - | - |
ブレード作業。
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昨秋葡萄の皮で染めたストールがあるのですが、これに縁かがりだけしてそのままにして半年以上…。

この両端に祈祷用スカーフのような縁飾りをつけたいなと思い、先日からブレードを黙々と制作中です。

60センチ幅のストールなので、両端につけるとして60センチ×2=120センチ分。

ようやく写真のような3本足の挿入部まで辿りつきました。

 

この挿入部(通称Xの目)、基本は2本足が多いのですがこのブレードですると目が細かいために間隔が狭くなりすぎて綺麗ではなく…3本足の方が美しくなるので採用。

実際に何度も試し編みをしてから作ってます。以前に作った襟飾りの時はちょっと高さが短かったので、高めに設定。細く柔らかい糸(絹ミシン糸50番)で高さのあるXの目というのは不安定で難しい…糸の固さや張りに頼ることがあまり出来ないのです。ここでも何度も切っては作り直し、という場面が発生します。

指にガイド線をペンでつけて、高さの幅を設定してみたり試行錯誤も。

 

とはいえ作業を続けて慣れると、細い糸特有の張りや行きたがる方向が見えてきます。

そうなったら楽で、また集中力も伴えばわりと早く終わるものです。(この集中力、とそれを持続できる時間の確保が実際のところは問題なんですけれど…)

 

ちなみに基礎のブレードの部分(Xの目の下の部分)は通常は裏表交互にひっくり返しながら縦に長く作るのですが、表だけを見て作ると手の癖の関係で一定方向にカーブがかかりやすいです。

これは私が下手だからなので(笑)皆が皆そうなる訳ではないのですが、そうやってカーブがかかったブレードを利用したのが襟飾り(şahin tepesinde)となります。

瓢箪から駒というか、襟の周りに丸く半円を描くように作ることが出来るので、厄介な手の癖も場合によっては有効…というお話でした。

 

自分の手加減・手癖と、糸の個性と…よくよく相談しながら作ることはとても面白い体験です。自分自身との対話でもあり、糸との対話でもあると考えます。

 

| イーネダンテル | 12:52 | - | - |
ピンクッション
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メリークリスマス。

リネンの端切れを見つけたので、小さなドイリーモチーフをピンクッションに仕立ててみました。

中綿は友人からもらった羊の原毛を。もう少し詰めた方が良かったかも?周囲に飾り編みをしているうちにしぼんでしまいました…。

これくらいのボリュームなら、例えば生地をシルクサテンにすると結婚式のリングピローのような雰囲気にもなりそうですね。

 

前回から少し更新が空いてしまいました。この冬体調を崩しがちで各方面ご連絡が遅れがちです、申し訳ありません。

復調してきましたので随時ご連絡して参ります、何卒よろしくお願いします。

 

| イーネダンテル | 01:21 | - | - |
雪の結晶モチーフ
snowflake-2.jpg

クリスマスソングが街に流れ始めてきました。先週末から喉風邪を引いてしまい寝込んでおりましたがやっと復活です。

イーネダンテルで作った雪の結晶モチーフの習作を幾つかご紹介。(絹ミシン糸30番で作成)

 

結晶の画像を見て研究し、またかぎ針編みやタティングの結晶モチーフを参考にしながら、イーネオヤの美しさや楽しさを生かせるようにと試行錯誤。このレース独特の細やかな透け感を出し、そして独特の技術も加えるにはどうしたら良いかしら…と。

しかし試作を重ねるうちに雪の結晶の形がゲシュタルト崩壊(?)してよく分からなくなっていき、もはや自分ではこれが似ているのかどうか判断しにくい状態に陥ってしまいました…。いかがでしょうか?

 

基本の作り方としては六角形を基本にすること(中心の作り目は6の倍数で始めます)、外周の先を尖らせる+ピコットループや飾り目で装飾することを意識すると雪の結晶に近づいていくように思われます。

ダンテル(平面)ではイーネオヤ(立体)と違って具象的なモチーフを作ることは少ないので、雪の結晶という具象的でありながら抽象的な六角形構造のものを通して様々な形に挑戦できたのは楽しかったです(本当はさらに3〜4個ほど試作品があるのですが納得いかなかったのでそれらは見切れています…)。

 

沢山作ってクリスマスツリーのオーナメントにするのも可愛いかなと思います。

 

 

| イーネダンテル | 14:42 | - | - |
荷物整理中。

旅の間に購入したり人から頂いたりしたものを整理しています。ひとつひとつにタグをつけて、日付や場所・誰からもらったかなどのシチュエーションを書き入れます。

思い出が鮮明なうちに…としているのですが、ひとつ見ては様々な記憶が引き出されてなかなか進みません。

 

写真は、ギョネンのオヤパザールやその近くの公園に出ているお店にて購入したイーネオヤのドイリーなど。こちらにもタグをつけて。

こちらは11月3日から始まるイーネダンテル講座にも持参予定。

化繊の糸で作られている新しいものではありますけれど、講座で取り上げる飾り目や刺繍による模様の作り方やそのバリエーションについて説明するのに丁度良いのではと思っています。

 

このように旅先から持ち帰った様々なものを定期講座などでお見せするために整理整頓をし、そしてスカーフやモチーフの分析をしているところです。

「(モチーフを)よく見てよく数えて、学びなさい、サワコ」と今回再会できたトルコでの恩人の女性に言われました。

その言葉を決して忘れぬよう胸に刻み込みながら、秋の夜を荷物の整理に費やすのでした。

 

 

イーネダンテル講座の詳細はこちらの記事にて

※ 本講座は14:00〜16:30ですが、同日午前中10:00〜12:00に初心者様向けのイーネダンテル体験講座を開催いたします(2500円+教材費別)。

 難しそうと思われがちなイーネダンテル講座ですが、少人数制の教室+通常の定期講座より長めの時間を取ることでフォロー体制を万全にお待ちしております。よろしければご検討くださいませ!

 

秋の夜長、絹糸で作る繊細なレースをご一緒に作り上げていけたらと思っています。ご応募お待ちしております。

 

 2018年秋の講座情報一覧はこちら です。

この秋からの新学期、新しく参加くださった生徒様ありがとうございます!

随時生徒様を募集している講座もございます。引き続き何卒よろしくお願いします。

 

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| イーネダンテル | 02:01 | - | - |
かぎ針を用いた作り目のループ-Youtubeより。

本日のレッスンで少しだけ触れた、かぎ針で作る作り目のループ。

私が今まで見た中ではこの動画が分かりやすかったので、ここに置いておきます。参考までに…。

 

放射線状に沢山のループを作る方法は幾つかありますが、このように細いレース針で作るのも慣れたらとても楽です。

ただ、特にこの技法の場合、かぎ針の持ち方はナイフ持ち(ペンシル持ちではなく上からナイフを持つようにしてかぎ針を持つ)の方がひょっとしたらやりやすいかも知れません。

それも含めて「慣れたら」楽…ですので、この方法が出来なくても特に問題ありません。

 

ただ、ここで紹介されている、鎖編みを長ーく延ばして同じ長さのループを揃える方法は、トゥーオヤの様々なモチーフにおいても多用されていますので、イーネオヤだけでなくトゥーオヤにも興味のある方は試してみても良いかも知れません。

 

イーネオヤにおいて放射線状のループが出来たらそれでOK、という場合はこの方法を選択しなくても大丈夫です。針のみで作る方法、シャトルで作る方法など、他にも様々なやり方が存在します。

 

 

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JUGEMテーマ:クラフト・手芸 色々

| イーネダンテル | 22:53 | - | - |
機械翻訳:アルメニアンレースの本

3月からこちら、機械翻訳で英語の手芸本を読むのが楽しみの一つとなっています。

すらすら英語が読めるとは言い難い私でも、テクノロジの恩恵に預かればそれなりに読めるものも出てきて有難い話。

引き続きアルメニアンレースの本を読んでいて、レースの歴史やアルメニアという国についての章や著者の人生の章などは殆ど終わったので、今は主にテクニックについての章を読んでいます。

今まで読んだ中でトリビア的に面白いな、と思った記述をランダムに挙げてみますと…

 

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| イーネダンテル | 15:21 | - | - |
アルメニアンレースとその歴史

2018年春の講座情報はこちらです。

4/7(土)金貨入れのWS情報はこちらです。

トルコのイーネオヤとアルメニアの結びのレース(アルメニアンレース)とは技法は非常に似通っており、起源を同じくしていると推測されます。起源といっても、双方が双方ともに自らが最初だと主張しているようですし、どちらが古いのか・いつから始まったのかは定かではありません。また、その周辺地域(ギリシャ、キプロス、ブルガリア、マケドニアなど)にも存在する技法です。ですが概ね、小アジア(アナトリア)で生まれたという点では研究者の間でも見解が一致しているようです(バビロニアという説も見つけましたがほぼ同じ位置・意味を指していると思われます)。

 

Google翻訳の恩恵にあずかって、最近英語のアルメニアンレースの本を少しずつ読んでいるところです。

これが本当に面白く発見の連続で、止まらなくなって寝不足気味です。

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| イーネダンテル | 22:31 | - | - |
ケセ色々。

2018年春の講座情報はこちらです。

4月7日(土)のトルコ文化協会様でのワークショップで展示するため、手持ちのケセ を選別しています。

ケセ Kese とは袋物やポーチ類などを指す言葉で、特にイーネオヤなどにおいてパラケセ para kesesi は、花嫁の持参品として作られます。

 

パラ paraとはお金(コイン)のことで、結婚式などで新郎新婦がゲストから与えられるお祝いの金貨を入れるための袋がパラケセです。金貨を入れることから金貨入れ アルトゥン・ケセシ Altın kesesiとも呼びます(Altınは金のことで、転じて金貨を指します)。

 

金貨の他にも、新郎の煙草を入れるシガラルック Sigaralık、懐中時計を入れる丸い形のサアトルック Saatlık など用途に応じて大きさや名称も変わります。

また、技法や形状も、イーネオヤの技法だけで編むものやトゥー(かぎ針)で細かく編み込み模様をされたもの、ビーズを編み込んだもの、ベルベットやサテンのような生地で作った袋の周囲をオヤで飾ったものなど様々です。

 

今回のワークショップでは、オデミシュ地方で見つけたイーネオヤの技法で作られたケセ類、またトゥーのケセ類なども幾つか持参する予定です。

また、ほんの少しですがお譲り出来るものも置く予定です。これも貴重なもので、買い付けに行ってもいつもあるとは限らないものですので良ければご覧になるだけでもと思っています。

 

こちら、見た目や色は地味なのですがとっても手が細かくて精巧かつキュート。小さな形の袋に広がる世界にうっとりしてしまい選ぶ手も止まりがち…。ついでに写真も綺麗に撮っておこうかな。なんて思って仕事が増えている今現在です。

 

そんな、可愛いケセたちがお目見えする4月7日のワークショップ詳細はこちらです

よろしくお願いします。

 

 

※追記※ 無事開催が決定しました!大変ありがとうございます。私自身がどれだけ希望してもご希望される方が集まってこそ可能となることですので…。広告宣伝に力を注げない(お申込みが集まりにくい)小規模な場所での単発開催は、どうしても通常レッスンとは設定を変えるしかなく心苦しいと思っております…その分内容もここでだけ可能な特別編成+少人数制で丁寧にご案内するようになっております。引き続き、何卒よろしくお願いします。

 

JUGEMテーマ:クラフト・手芸 色々

| イーネダンテル | 11:24 | - | - |
年の瀬

染料:蘇芳
絹糸:60中2×2双(20個の繭から引いた糸を2本取りにして双糸に撚りました)
モチーフ:直径約4.6cm、US製アルメニアンレースから中央部分参考。
2017年12月12日作成

 

あっという間に年末になってしまいました。

この12月は何があったかしら…と思って振り返ってみたら、やはりこれでしょう。「繭からシルク糸を引いてその糸でダンテルを編んだ」ということ。

8月にもお邪魔したご自宅で蚕を育てその繭から糸を引いて染めて羊を飼って…をされている遠方の友人宅に、またお邪魔させてもらいに行きました。

実は、イズニックの再現をした際に気になっていたのが、セルシンのついたままのシルク糸(未精練)で作ってもまだなんだか本物のモチーフよりも感触が柔らかい…ということ。

蚕の種類が違うからなのかな?とか染料の質だろうか…などの推測のご意見も頂きながら、どこから検証すべきか…と思っていました。

 

そんな時、この遠方の彼女とお話をしてたらあっさりと。本当にあっさりと原因が解決したんです。

実際に自分でもやってみた今ならなるほどと分かることなのですが、これは実際に繭から糸を引いた経験者、しかも何度も何度も失敗しながら試行錯誤された方でしか分かり得ないことで…。経験に裏打ちされた言葉は重みがあります。

 

感動している私に彼女は「やってみますか?(糸引きを)」と提案。急遽、今回のお宅ワークショップ(?)は糸引きと、そしてそして羊の原毛からの糸紡ぎとなりました。

こちらは糸車。美しいですね…。

初めての羊毛での糸紡ぎ、糸車ではかろうじて途中で千切れなかったのですが、スピンドルを手で回すのは難しくて何度も挫折…繭から作った真綿でも贅沢にも紡がせて頂けたのですが、こちらも挫折…難しい!(でもなんだか、意地になってしまってつい何度もチャレンジしたくなる中毒性…)

 

繭からの糸引きは、先に繭を蘇芳と一緒に煮て染めて。20個ほどの繭から引きました。

20個って多い!と思うかも知れないのですが、20本のシルクが1本にまとまったそれはあまりにも細くて驚くほどです。

ですので、実際に編むときは2本取り、もしくは3本取りにしたうえでさらに双糸にして編んでみています。

 

今回の経験、糸引き・糸紡ぎどちらに関しても思ったのですが、実際に手を動かしてみて初めて分かることが本当に多いということです。

ネットや書物で知識として頭に入ってることの半分も理解出来ていなかったんだな…と身に染みました。

こうして身体感覚とともに刻んだ経験があると、再度同じ知識を目にした時に理解度が全く違う。何故、その装置が必要なのか、その操作が必要なのか…例えばYoutubeなどで糸引きの動画を見てもやっていることの意味が分かるので楽しくて仕方なくなりました(笑)

 

そして勉強熱心な彼女を見ていたら、自分もまたもっともっと失敗してもっともっと沢山のことを経験していきたい…そしてこの感動を伝えていけたら…と考える年の瀬となったのでした。

 

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